中国の調査機関、胡潤研究院は24日、「世界長者番付2016」を発表。世界経済は鈍化傾向が続いているものの、世界では10億ドル(約1120億円)以上の資産を有する富豪が99人増加して過去最高の2188人となった。13年と比べると50%増だ。環球時報が報じた。
同番付によると、2016年1月15日の時点で、米マイクロソフト社の創業者ビル・ゲイツ氏が資産800億ドル(約8兆9600億円)で連続トップ。2位は米投資家のウォーレン・バフェットで、資産680億ドル(約7兆6160億円)だった。中国からは、大連万達集団の王健林氏が260ドル(約2兆9120億円)で昨年から順位を12上げて21位。長江実業グループの創業者・李嘉誠氏を超えて中華圏トップとなった。中華圏の10億ドル以上の資産を持つ富豪は計568人で、535人だった米国を初めて抜いた。また、北京は、初めて米ニューヨークを抜いてスーパー富豪が多い都市となり、10億ドル以上の資産を持つ富豪が100人いた。
「人民網日本語版」2016年2月25日