北京電力取引センター有限公司の設立大会と発足式典が1日に北京で行われた。式典では、寧夏回族自治区銀川市から山東省青島市に至る電力網の大動脈・銀東直流ラインのエリアをまたがった直接取引に関する状況が紹介された。今回の取引は同センターの設立後に展開される初の市場化された、エリアと省の枠を越えた取引であり、取り引きされる電力量は90億キロワット時に上る。
同センターは発足後、業務は電力網企業のその他の業務と区別し、財務では独立会計、損益の自己負担を方針とする。発電する企業、電力を販売する企業、電力の消費者といった市場主体向けに公平、高効率で質の高いサービスを提供し、取引コストを引き下げ、ますます増加する電力取引需要に対応するという。
同じ日に、広州電力取引センターも発足した。これにより南方地域の電力市場化の改革事業がより一層深化したことになり、有効な競争が行われる南方地域の市場システムの全面的な構築や市場が決定する電力価格メカニズムの形成にとって非常に重要な意義があることだといえる。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年3月2日