■産業クラスターの海外進出を後押し
2015年5月、習主席はベラルーシを公式訪問し、ルカシェンコ大統領と共に中国・ベラルーシ工業団地を視察し、その発展に力強い原動力を与えた。
同プロジェクトはすでに2015年末までの各目標を全面的に完成し、2016年の建設任務も順調に進んでいる。正式に工業団地入りした、または合意書に署名した企業は36社に達する。中国・ベラルーシ工業団地は両国間最大の経済・技術協力プロジェクトであり、シルクロード経済ベルト建設の象徴的な模範プロジェクトでもある。第1陣として工業団地入りした企業10社は20億ドルの投資を先導し、中国の企業・産業クラスターの海外進出の助けになる見通しだ。
昨年、習主席は8回外遊し、王部長も頻繁に飛行機で外国との間を往き来したため「飛行人間」と呼ばれた。中国外交がこれほど多忙なのは、一体なぜか?庶民の生活と関係があるのか?
答えは「大いに関係がある」だ。中国の特色ある大国外交は国家の発展のために良好な国際環境を勝ち取っただけでなく、中国の無数の庶民にも恩恵を及ぼしている。
昨年末、中豪、中韓自由貿易協定が正式発効した。オーストラリア産の牛肉、韓国産のキムチなどの輸入関税が徐々に引き下げられ、価格が安くなってきた。2014年11月、中米は互いにビジネス、観光の10年マルチビザを発給することで合意。中国人の渡米は便利になった。
海外旅行は一層便利になり、留学は一層スムーズになり、外国映画を鑑賞するのは一層容易になり、外国のハイテク製品もさらに多く普通の庶民の家に並ぶようになる。
近い将来、中国人の生活には外国のものが増え、外国の庶民との交流も日増しに緊密化する。これらはいずれも大国外交が普通の庶民にもたらす実益だ。
「中国外交は今後さらに多忙になり、国内発展に貢献し、これを支える力も大きくなる。そこから中国の庶民が分かち合う利益も増えていく」と王部長は語った。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年3月9日
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