「解説員」「セールスマン」の役割を果たす中国指導者

中国の王毅外交部長（外相）は8日、第12期全人代第4回会議の記者会見で中国ネットユーザーの質問に答えた際「中国外交はここ数年確かにとても多忙だ。中国の指導者、国家主席や総理までもが外国訪問時に自ら『解説員』『セールスマン』の役割を果たしている。彼らの心の中にあるのは国内の発展であり、背負っているのは国民の利益と幸福だ」と述べた。人民日報が伝えた。

王部長のこの発言は、国内の発展に貢献し、民生を促進するという中国外交の深い意味を語っている。王部長は具体的な例を2つ挙げた。

今年1月、習近平国家主席のイラン訪問から4日後、「義烏―テヘラン」貨物列車が開通。義烏の7万余りの業者により低コストで効率的な輸送手段を切り開き、より多くのビジネスチャンスとより良い収益をもたらした。

最近外交部（外務省）は地方の発展と開放を支援する新たな措置も打ち出した。それは、外交が舞台を設け、地方が活躍することだ。3月2日、外交部は「開放の中国：寧夏から世界へ」をテーマとする初の省（自治区・直轄市）世界PR活動を行った。これは地方開放の環境を整え、各国の中国駐在使節団に中国の国情を知る場を提供するものだ。

両事例は共に民生と密接に関係し、中国人に確かな利益をもたらす。近年、中国外交は経済・貿易・投資促進の面で一層積極的な役割を果たすようになり、重要な成果も挙げている。