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崔天凱大使「米大統領選が両国関係に影響を与えるべきではない」

人民網日本語版 2016年03月07日13:15

崔天凱駐米大使(全国政協委員)は5日に北京で中国新聞社の取材を受けた際、中米は引き続き溝を管理・コントロールし、戦略上の誤った判断を回避すべきだと表明した。また、米国の大統領選が両国関係に影響を与えるべきではないと強調した。中国新聞網が伝えた。

崔大使は「現在、中米両国は戦略上の誤った判断の回避に努力すべきだ。米国はかつて朝鮮半島とベトナムの情勢で戦略上の誤った判断があった。朝鮮とベトナムの2つの戦争で米国は大きな代償を支払った」と指摘。

南中国海情勢については「中国が現在南中国海で行っている主権維持行動は『西太平洋の主導権』獲得を図るものであり、ひとたび『西太平洋の主導権』を得たら米国の世界覇権に挑戦すると主張する論調が米国にはある。このため米国の一部は南中国海でもめ事を挑発している。これも戦略上の誤った判断だ」として、かつての戦略上の誤った判断を繰り返さないよう米国に呼びかけた。

崔大使は「中国が南中国海を『軍事化』しているとのレッテルはあたらない。中国が南中国海で建設している施設はナビゲーション、気象、環境保護など主に民生用だ。関係海域で強化し続ける米国の軍事的プレゼンスと軍事行動こそが南中国海の『軍事化』を真に推進している」と述べた。

米国の大統領選挙が中米関係に影響を与えるかどうかについては「米国の大統領選挙は米国の国内政治であり、理屈から言えば中米関係に影響を与えないはずだ。だが一部の人はこの間に国際情勢に関する話題を大げさに宣伝して人目を引き、票を集めようとする恐れがある。中国などに関わるものもあるかもしれない」と指摘。

「大統領選挙期間に他国を引き合いに出すのは不必要なことだ。たとえそうした議題を大げさに宣伝しても、票を勝ち取る助けになるとは限らない」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年3月7日

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