モンゴル族の巴達さん(33)さんは、農村で生まれ育った青年だ。そして、専門学校を卒業して2002年の夏に上京。宅急便の配達員を始め、その時の月給が1000元(約1万7千円)だった。それから14年が過ぎた今、巴さんは北京で日本料理店4軒、西洋風喫茶店1軒のオーナーになり、マイホームも購入しただけでなく、きれいで頭が良く優しい日本人の女性とも結婚した。北京や上海、広州(広東省)、深セン(広東省)で一生懸命働く若者にとっては励みとなるモデルケースとなっている。このほど、北京の魏公村にある日本料理店の本店「加藤屋」を取材し、巴さんにその奮闘のストーリーを聞いた。中国網が報じた。
店の外観はそれほど目立つものではないものの、店内に入ると、日本風の内装が施され、品があり落ち着く雰囲気となっていた。そこは、狭苦しくなく、リラックスできる日本の居酒屋のようだった。この店は開店から20年以上が経っており、飲食店が集まる魏公村でも、人気の店の一つだ。近くの北京外国語大学や中央民族大学の学生らだけでなく、社会に出て何年にもなるホワイトカラーも友人らとここに集まって来るという。
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