世界最大の旅行サービスサイトのトリップアドバイザーが8日に発表した最新の報告書「2016年アジア女性旅行報告」によると、旅行費用を自分で支払うかどうかについての質問に対し、「はい」と答えた中国人女性の割合はアジア人女性全体の平均を上回った。また中国人女性は旅行でフリータイムを希望する人が多いという。中国新聞社が伝えた。
同報告によると、アジア人女性は旅行が生活にプラスの影響を与えるとの見方を示した。中国人女性はほぼ全員が旅行プラン作成に関わるとし、すべて一人で計画を立てるとした人は43%、友人や家族と一緒に計画を立てるとした人は約55%で、他の人が計画を立てるとした人は約1%にとどまった。
同報告書は、中国人女性の90%が前回の旅行費用を自分で負担したことを伝える。中国人女性の多くが、「自分の休みなので自分でお金を出すべき」。「家族のために旅行費用を分担する義務がある」などと答えたという。
同報告書は旅行が中国人女性に与える影響として次の5点を挙げた。▽世界をもっとよく知ることができる▽新しい物や事を受け入れる能力を高める▽独立心が養われる▽人生観と生活スタイルが変化する▽自分に自信がもてるようになる、の5点だ。中国人女性は「旅行を通じて世界をもっとよく知ることができる」と答えた人の割合が75%で、アジア人女性の68%を上回った。ここから中国人女性にとって旅行が世界に触れる重要な窓口になっていることがわかる。
また同報告書によると、中国人女性の旅行プランに影響する3大要素は「風土・人間」、「現地のグルメ」、「自然の景観」であり、現地のグルメを重視する傾向がアジア人女性の平均水準を大きく上回った。このほか調査によれば、中国人女性は買い物に対する意欲がアジア人女性の平均水準を6ポイント下回り、アジアで買い物意欲が最も高いのはシンガポールの女性だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年3月9日