政治協商会議のグループ別会議において、衛星専門家の葉培建委員は、「昨年末に打ち上げられた地球観測衛星・高分4号は極めて重大な意義を持ち、国産大型旅客機C919のラインオフにも引けをとらない。中国の対地同期軌道地球観測衛星は、目標海域のすべての船隊を観測することができる」と述べた。科技日報が伝えた。
葉氏は、「高分4号は世界初の、赤道の上空3万6000キロの対地同期軌道から地球を観測する衛星だ。同衛星は24時間・全天候型で、中国が位置する地球の3分の1のエリアを観測する」と話した。
高分4号の可視光デバイスは1億画素数に達する。低軌道で地球を周回する衛星と異なり、同衛星は赤道の上空から中国周辺、西太平洋、インド洋を観測する。
葉氏は、「人々は船隊がどこにあるかに注目している。以前は衛星がちょうど通過した時でなければ船隊を見ることができなかったが、高分4号はいつでも見ることができる」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年3月9日