有人潜水艇「蛟竜号」は28日、北西太平洋マゼラン海山列における海山の頂上で、技術的潜水作業に成功した。蛟竜号はメインバッテリー、着地、油圧などのシステムの故障を修復してから、同海域で再び潜水作業を実施した。新華社が伝えた。
現場指揮部によると、蛟竜号は現地時間28日7時15分に投入され、17時2分に甲板に回収された。今回の最大潜水深度は1957メートルで、水中滞在時間は9時間47分、海底作業時間は6時間38分。
今回の技術的潜水により、潜水艇の技術状態の検査、設備の機能の検証を終え、同時に科学調査任務を実施し、れき質皮殻、団塊、皮殻コアなどの地質サンプルを収集した。またクラゲやサンゴなど、大型海底生物のサンプル12点を収集したほか、近海底の海水を8リットル集め、4キロに渡る海底調査ルートの高画質動画を撮影した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年4月29日