2016年4月26日  
 

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就職難? 中日韓の大卒者の行方

人民網日本語版 2016年04月26日08:23

中国、日本、韓国の大学生は卒業シーズンを迎え、大きなプレッシャーに直面している。中国は今年も新卒者の数が過去最高を記録した。韓国は経済が低迷し、失業率が上昇している。日本は、経済が回復しているのを背景に、就職の環境も改善の兆しが見えており、卒業後就職することを選択する学生が大幅に増加している。深刻な就職難に直面し、中日韓の大卒者はどのようにそれに対応しているのだろう?また、どのような職業が人気なのだろう?中国青年網が報じた。

中国の求人サイト・智聯招聘のオンラインデータのモニタリングによると、2016年の春、中国全土の人材の供給と需要の競争は48。これは、1つのポストに対して、平均48人からの履歴書を受け取ったことを意味する。

現時点で、15年の中国全土の就職率は発表されていないものの、北京大学の就職状況を見ると、そのおおよその状況が分かる。中商産業研究院のビッグデータバンクの情報によると、2015年、北京大学の卒業生は7250人。うち、正規社員としての就職が決まった人数はわずか2770人だった。その他の卒業生は、進学したり、海外に行ったり、非正規の仕事などについたりした。

就職難となっているものの、突破口がないわけではない。多くの学生は就職する都市として、北京や上海、広州、深センなどの「激戦地」を避けている。

最近発表された「大学生就職力診断報告書2015」によると、一線都市での就職の競争が激しさを増しているのを背景に、大卒者の6割が二線都市での就職を選択している。そのような都市は、一線都市よりも生活費が安く、收入は、三、四線都市よりも多い。

第三者教育データコンサルティング調査機関・麦可思(MyCOS)がこのほど発表した、中国全土の大卒者50万人以上を対象にした追跡調査の分析によると、14年度の学部生の卒業半年後に従事していた業界で最も多かったのは「教育業」で10.6%。2番目に多かったのは建築業で10.2%だった。その他、卒業3年後の就職満足度が最高だったのも「文化・教育系」で、満足度は53%だった。


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