中国南方航空は5月1日、CZ301/302便(広州〜シドニー)で、機内インターネットサービスを提供することを発表した。同社は北京〜広州便の一部で機内インターネットサービスを実現していたが、今回初めて大洋を跨ぐ国際便でのサービスを提供する。京華時報が伝えた。
同便の同サービスはまだ検証・試験運用の段階にある。全便で体験ユーザー数を限定し、無償提供している。
ネット接続の体験意向を持ち、同便の航空券を購入した乗客は、同社公式サイトの申請画面でネット接続資格申請を提出し、認証を通じネット接続が可能になる。航空機が水平飛行段階に入ると、乗客はネット接続デバイスでブラウザを使い、認証画面に自分の座席ナンバーと身分証ナンバーを入力し、4桁の認証コードを入力することで登録完了し、ネット接続できる。
同社機内インターネットサービスの責任者によると、中国民用航空局と中国工業・情報化部(省)は2014年7月、同社と中国東方航空による衛星ブロードバンド接続技術の試験的運営を許可した。同社はその後、A330(ワイドボディ機)7機の技術改造を行い、試験的運行を実施している。
同責任者は、「過度な競争が展開されているその他の航空サービス産業と比べ、機内インターネットサービスは大海原と言える。推算によると、海外と同じ1時間10ドルの基準を設定した場合、国内の機内Wi-Fiサービスは1000億元(1元は約17円)級の大市場になる」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年5月3日