「敦煌号」の「文化小鎮」をテーマとしたダイニングバー
14日午前7時40分、「文化聖殿・敦煌号」の出発式が敦煌駅で行われた。「敦煌号」は、「沙坡頭号」と「ふっき号」に続く、甘粛省が運行する3番目のブランド列車となる。同日より毎日一便運行される「敦煌号」は、敦煌駅を出発し、30あまりの市・区を通り、36時間かけて北京に到着する。500人あまりの乗客が、アップグレードしたブランド列車第一便の乗り心地を楽しんだ。中国甘粛網が伝えた。
「敦煌号」は、蘭州鉄道局が国家戦略である供給側改革に対応し、多くの市民の外出需要を満たすために運行するブランド列車。列車には、「文化小鎮」をテーマとしたダイニングバーのほか、現代的なレジャー・娯楽設備も数多く設けられた。アップグレードされた「敦煌号」では、寝台車のマットレスが新たにしつらえられ、乗客にとってさらに快適な睡眠を確かなものとする。蘭州鉄道局の王峰局長は、「我々は、この列車を『北京に向かうハッピートレイン』にする」と意気込みを示している。
本日デビューした「敦煌号」は、近く開催される「シルクロード(敦煌)国際文化博覧会(敦煌文博会)」を視野に入れたもので、敦煌文化の普及を目的として運行する運びとなった。「敦煌号」は、経由する市・県に敦煌文化を広め、より多くの乗客が列車内で敦煌文化を実感できることを目指している。