中国政府と国連世界観光機関(UNWTO)の共同主催、国家観光局と北京市人民政府の共同実施による第1回世界観光発展会議が北京で19日に開幕、「北京宣言(以下、宣言)」が採択、発表された。人民網が報じた。
「宣言」は、各国政府に対し、観光政策に関する全体構想を定め、責任をもって持続可能なやり方で計画を制定し、科学的な意思決定を行い、国家の貧困削減戦略と結びつけ、観光政策・戦略に貧困削減目標を組み入れ、観光発展プロセスにおいて貧困層と辺境コミュニティが受益者となるよう努め、観光発展のチャンスと成果をシェアするよう呼びかけた。また、各国政府、国連、国際機関、金融機関、慈善基金会、民営企業に対しては、観光インフラ、観光計画、人材育成など各方面での資金支援にいっそう力を入れるよう呼びかけた。
「宣言」は、持続可能な開発のための2030年アジェンダと持続可能な開発をめぐる各目標の実現推進において、観光業が行動分野で前向きな役割を果たすことを承諾すると同時に、発展・平和の促進のための重要な手段である観光業に対して、しかるべき認可を与えている。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年5月20日