「中米観光年」の今年、中国と米国を互いに訪問する観光客数を大幅に増やす目的で、両国は各地でさまざまな関連イベントを計画・実施しており、旅行会社各社も新商品の開発・販売に力を入れている。中国国家観光局の担当者によると、今年、両国の相互往来観光客数を延べ500万人以上とする目標の達成に向け尽力する構え。新華社が報じた。
「中国国際旅行2016中米観光年―『国際旅行で世界を訪れ、万人が米国観光を楽しむ』」PRイベントにおいて、中米両国の経済協力において旅行が極めて重要な成長分野となっていることが明らかになった。2007年から2014年までの8年間に中米両国を互いに訪問した観光客の総数は延べ2500万人を上回り、年平均成長率は7.6%に達した。このうち、米国を訪れた中国人観光客の年平均成長率は18.4%、中国を訪れた米国人観光客年平均成長率は1.6%。
「中米観光年」をめぐるさまざまなイベントが、両国の各地ですでに催された、あるいは計画されている。たとえば、今年2月、「中米観光年」開幕式が北京で行われた。続いて、3月には、「米国人観光客1千人による長城観光」イベントが河北省金山嶺長城で始動した。このほか、中国側の関連機関が、「美しい中国―海上シルクロード」観光PRイベントを米国で開催、中米両国が寧夏回族自治区でトップ対話フォーラムが催される計画という。
観光商品の企画について、旅行会社各社は、消費者のニーズを見据え、良質の標準化商品と自由旅行商品の開発に全力で取り組み、より質の高い旅程や満足度の高いサービスを観光客に提供することを目指している。たとえば、中国国際旅行社は、米国の旅行会社Tauck World DiscoveryやBBC Earthと提携し、「原始の誘い―アラスカ探求ツアー」、マイカーツアー、名門キャンパスツアー、激安フリーツアーなど十種類以上の特色ある一連の米国観光ツアーを打ち出した。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年4月29日