意識がはっきりしていなかったり、記憶力が低下しているため、行方不明になる高齢者が増加し、そのようなニュースに多くの人が心を傷める。北京市民政局はこのほどGPS機能付きのブレスレットを高齢者に無料で提供するサービスを始めた。記憶障害や認知症、痴呆症などを患っている高齢者が対象。今年は1万個が用意され、現時点で、約1千人から申し込みがあり、約400人が既に受け取った。北京青年報が伝えた。
サービス機関116カ所で受け取り可能
60歳以上で、記憶障害や認知症、痴呆症を患っている北京の戸籍を有している市民、または北京に常駐している他地域からの高齢者(一時居住証か居住証を所有し、居住して6カ月以上)なら、誰でもオンライン、オフラインで申し込みができる。現在、同市の16区に、116のサービス機関が設置されており、そこで受け取ることができる。
北京市は最近、高齢者をサポートする10項目の政策を発表し、今年は認知症などを患う高齢者1万人にブレスレットを配布する計画。だが、同市高齢活動委員会弁公室の関係責任者によると、「1万個限定というわけではない。必要な人の数だけ無制限に提供する」としている。