中国の田舎出身の若い女性がUNCTADでスピーチ (2)

その父親の言葉を聞いて、王さんはよく考え、柘城県に帰ってみた。そして、さびれた村や村で駆け回る子供の姿を見て、そこに残り、「農村淘宝」のプラットホームを利用して、故郷を変えることに決めた。

試験や評価を重ねて現地における農村のネット通販パートナーに決まった王さんは、自信を持って起業計画を進めた。

それでも、初めは決して順調ではなかった。最初、村の人はネット通販を全く知らず、王さんの元に来て何かを買う人はほとんどおらず、サービス拠点も閑古鳥が鳴いていた。それでも、王さんは決してあきらめなかった。

王さんはパソコンのスキルを利用して、村の人を積極的に招いて、インターネットに触れてもらい、その世界を知ってもらうようにした。また、親が出稼ぎに出て村に残された子供たちもサービス拠点に招き、髪を整えたり、顔を洗ったり、村では買えないおやつをインターネットで買ったりしてあげた。そして、子供や高齢者と少しずつ馴染み、多くの人がサービス拠点に来て、おしゃべりをしたりするようになった。王さんもそれらの人のために自分のできることをしてサポートした。

村の人々も少しずつ、この中国語の標準語を話せる学のある若い女性を受け入れるようになった。

王さんのサポートの下、村の人々は安い価格で洗濯機を買ったり、古いテレビを液晶テレビに変えたりした。また、サービス拠点に、シューズボックスを200個以上連続で設置したり、ベビーカー、子供用のベッド、机などを設置してきた。