銭記者「日本政府の監督・管理に問題あり」
【監督・管理が不十分】不正問題が頻発するということは日本政府の監督・管理に問題があるということ。日本の自動車メーカーが新車を発売する前に、国土交通省の外郭団体「自動車技術総合機構」は、認証制度に基づいて、その車両の安全や環境性能を検査しなければならない。三菱とスズキの不正が相次いで明るみになり、「三菱とスズキの行為は違法だが、根本的な原因は、日本の自動車の燃費測定の仕組みにあり、政府は責任を果たしていない」と、政府の監督、管理責任を問う声も上がっている。
張研究員「日本企業が追い求める『信頼』が崩れた」
【信頼が崩れた】三菱自動車とスズキの不正が相次いで明るみになったことは、その管理の仕組みに問題があることを物語っている。そして、日本企業が一貫して追い求めてきた「信頼」が崩された。
【リスク制御は可能】不正問題が日本の自動車産業にもたらす悪影響は限定的だろう。三菱自動車とスズキはどちらも有名な自動車メーカーだが、リーディング企業のトヨタとはまだ開きがあり、そのトヨタから問題が出てこない限り、リスクは制御できるだろう。今回の不正問題はまだ終わっておらず、日本の自動車産業に対する影響は、今後も観察が必要。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年5月23日