「00後」の日常的なチャット表現をめぐるビッグデータ解析 (2)

2000年生まれの英さん（仮名）は、今年高校1年生になった。彼女は、「チャットで顔文字やスタンプを使うのが大好き。文字入力や音声発信はとっても煩わしく、単刀直入なスタンプには到底及ばない」と話した。すでに400種類以上の面白いスタンプを集めたという。微信（Wechat）に保存できるユーザ定義のスタンプの上限が150と定められているため、彼女はスタンプだけを集めたアルバムを作り、すぐに使えるようにしている。

○人気のスタンプはネット人気者、キャラクターなど

「スタンプを使う」のは、「00後」だけの技ではない。データの比較から、使われるスタンプの種類は、年齢層の違いによって、まったく異なることが判明した。

百度輪入法の計算によると、「00後」の58％は、『可愛い（萌え）タイプ』のスタンプを最も好み、ネット人気者とアニメ・漫画やゲームのキャラクターも、特に「00後」の間で人気が高く、他の年齢層からの支持度の2倍に達した。

英さんが最もよく使うのは、「暴走漫画」シリーズのスタンプだ。「このシリーズのスタンプは、豪快で自分のキャラによく合っている」と彼女は自己分析している。

また、英さんは、「私たちはスタンプを自分で作って遊んでいる。携帯端末をもって同窓会に繰り出し、同窓生や恩師と「囧（困り顔）」の写真を撮影し、面白いスタンプを皆に配布する人もいる。同級生は、このような『いわくつきのスタンプ』を最も好む」と話した。