中国の国際的地位が向上するにつれ、様々な国際活動の場で中国の若者の姿が増え、その声が世界の舞台で注目されるようになっている。人民日報海外版が報じた。
国際活動に積極的に参加
南極での約10日間の国際プログラムに参加した中国人民大学の大学院生・王海洲さんは「デセプション島で、火山の地質・地形を観察し、ウェイラーズ・ベイでは、捕鯨・精製業を見学した。ブラウンブラフ氷河では、氷河を視察し、ピーターマン島やルーメア海峡で、ペンギンやアザラシを間近に見た」と興奮気味に語る。王さんが今年3月に参加したのは、約30ヵ国から来た約140人の国際的な商業界のリーダーと共に南極に行く「2041 Leadership on the Edge Program」。徒歩での見学などの活動を通して、持続可能な発展を世界に呼び掛けた。
蘇州大学の学部生・毛恵さんは、フィリピンへ行き、2015APEC首脳会議に参加。各国のリーダーや政治・商業界のリーダーが意見を交わす過程を見学した。特に米オバマ大統領とアリババ集団の馬雲(ジャック・マー)会長の会談の現場を見学できたことに非常に興奮したという。
このような普通はなかなか見られない光景を目にし、さまざまな人と交流することで、中国の若者は精彩を放ち、自分の視野を広げている。
世界に中国を紹介
外国の若者との交流を通じて、王さんは「多くの人が中国に対して固定観念を抱いていると感じる」とすると、毛さんも「冷淡さや偏見は無知が原因であることが多い」との見方を示す。