学歴が高いほど、初任給も高い。労働賃金研究所の研究によると、学歴と初任給は正比例している。各学歴の教育の収益率(1年、もしくは1段階追加的に教育を受けた場合賃金がどの程度上昇するかを表す) を見ると、専科(短大)0.4%、学部4.6%、修士課程69.7%、博士課程84.4%となっている。
就職は難しくなっているものの、新卒者の初任給に対する期待はそれほど下がっていない。調査によると、ここ数年、経済成長率が下がり、就職難となっており、高い初任給(5000元以上)を希望する新卒者はやや減少しているものの、中レベルの初任給(2000—5000元)を希望する新卒者は増加している。
初任給の多さは大学新卒者の就職先の決め手にもなる。上海における15年の大学新卒者を対象にした調査によると、仕事を探す時に最も重視する要素として、約77%が給料と福利厚生を挙げた。 (編集KN)
「人民網日本語版」2016年5月25日