別項目のアンケート調査結果によると、「大学生に正しい消費観念や誠実信用を教える関連科目を設けている」大学は24.92%にとどまった。「関連科目は不定期に開設している」は45.9%、「関連科目はない」は29.18%。このような状況から、上海市の大学生に対するクレジット消費をめぐる普及教育は、もっと強化する必要がある現状が見て取れる。
○クレジット消費資金の利用状況・返済状況はともに良好
調査結果によると、大学生がクレジット消費によって得た資金の運用については、「生活費として使う」が71.08%、「学習に運用する」が43.88%、「起業に使う」は13.45%、「旅行・娯楽に使う」が33.33%をそれぞれ占め、クレジット消費は、主に、生活・学習に運用されていることが明らかになった。調査データによると、クレジット消費の返済のための資金源は、順に、「生活費」「兼業・アルバイト」「両親から特別に調達する」「その他収入(奨学金や賞金)」などで、「友人から借りる」「他のローンを申し込む」ことで返済する割合はかなり低かった。
別項目のアンケート調査結果によると、大学生のクレジットローン返済について、「返済時期より早く返済した」人の割合は28.34%、「返済期限に返済した」は67.71%。「返済期限を過ぎたため滞納金を支払った」は2.43%、「返済期限を過ぎたが返済できない」は1.62%をそれぞれ占めた。このような状況から、学生の95%以上は、返済期限を守って返済しており、上海市の大学生のクレジット消費資金の利用状況と返済状況はいずれもかなり良好である様子が伺える。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年5月31日