国家コンピュータウイルス緊急対応センターはインターネットのモニタリングにより、ランサムウェアが多くのユーザー(法人ユーザーを含む)の脅威になっていることを発見した。ランサムウェアはすでに、ハッカーが使用する主な攻撃手段になっている。新華社が伝えた。
同センターによると、ランサムウェアには次のような特徴と傾向がある。
(1)攻撃対象がWindowsからAndroid、さらにはMac OS Xへと拡大。
(2)身代金の要求額が上昇。
(3)的を絞った攻撃。
同センターの専門家は、次のように注意を促している。
まず、ウイルス対策ソフトの「システム監視」機能を使い、レジストリ、システムプロセス、メモリ、ネットワークなどの多方面の各種操作の自主防御を行う。こうすることで未知のウイルスの進入を直ちに発見し、コンピュータ・システムの安全を全面的に保護することができる。
次に、ランサムウェアは通常、ソーシャルエンジニアリング、特に電子メールによって広まる。ユーザーは電子メールの添付ファイル、URLを軽率にクリックするべきではない。メールボックスのアドレス帳に登録されている人からのメールの場合、まずその信ぴょう性を確かめてからクリックするべきだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年5月31日