王毅外交部長「中国ASEAN特別外相会議は重要戦略的交流」 (2)

王部長は、「今年9月にラオスで中国ASEAN対話関係25周年記念サミットが開催される予定で、今回の外相会合はサミットの準備作業という重要な目標を達成した。中国とASEANがともに努力することで、9月の記念サミットが成功するものと確信する」と述べた。

王部長はさらに、「中国とASEANの外相は相互理解の増進という精神に基づき、南中国海の問題について掘り下げた話し合いを行い、南中国海の平和安定をともにしっかりと守るべきであり、この地域の安全と繁栄を促進するべきであることを強く主張する。南中国海の問題を適切に処理すべきであり、この問題が中国・ASEANの友好協力という大局に影響を与えるべきではないことを繰り返し述べる。『南中国海における関係国の行動宣言』（DOC）を全面的に、効果的に、完全に実施するべきであり、『南中国海における行動規範（COC）』をめぐる話し合いを積極的に推進するべきであり、話し合いの一致を土台として一日も早く『南中国海における行動規範（COC）』を発足させるべきであることを確認する。『南中国海における関係国の行動宣言』第4条の規定に基づき、直接関係がある主権国家は友好的な話し合いと交渉を通じて平和的方法によって存在する紛争を解決しなければならない」と指摘した。

王部長によれば、「中国はベトナムのハロン湾でこのほど閉幕した中国・ASEANの『南中国海における関係国の行動宣言』をめぐる高官会議で達成された新たな進展を十分に肯定する。この進展には、各方面が作業ペースを加速させ、中国・ASEANの『南中国海における関係国の行動宣言』の全面的・効果的・完全な実施をめぐる共同声明の発表に向けて基礎をうち立てるよう努力することに同意したこと。および、中国・ASEAN海上緊急事態対応外交高官ホットライン・プラットフォームの指導方針の制定作業の加速などの、『南中国海における行動規範（COC）』の話し合いによってこれまでに達成された成果をできるだけ早く実施するとしたことなどが含まれる」という。（編集KS）

「人民網日本語版」2016年6月16日