国家社会科学基金プロジェクトというのは聞いたことがあるかもしれないが、「我家社会科学基金プロジェクト」というのを聞いたことがあるだろうか?この8千字にのぼる申請書のプロジェクト名は「張女士との婚姻関係の構築と結婚後の生活における若干の問題に対する研究」と題されており、研究期間は「一生」、内容には「研究基礎」や「存在の問題」から「準採用の研究案」などが含まれている。しかしこれは科学研究プロジェクトではなく、ある優等生が考えた個性あふれるプロポーズなのだ。
2007年、劉新傑さんと張蘇さんは南京信息工程大学で出会い、恋に落ちた。付き合ったばかりの頃、劉さんは彼女と会うために使った口実のほとんどがグラウンドで星を見ることだった。彼の豊富な天文の知識に張さんは驚きと憧れを抱いたという。あっという間に交際期間は6年を越え、二人の付き合い方も自然と恋人から家族のような感じに変化していったが、そのことで劉さんは張さんに対し、ロマンチックに欠けていたと申し訳なく思っていたという。去年、劉さんはロマンチックなプロポーズの計画を立て始め、科学研究者にとって必須スキルであるプロジェクト申請書の作成を思い立った。こうして8千字にのぼる「我家社会科学基金プロジェクト申請書」が完成したという訳だ。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年6月21日
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