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河南省嵩山で8年間修行の若者 住まいは洞窟、食べ物は山菜

人民網日本語版 2016年06月21日08:24

王一空さん(28)は、以前、大学入試に失敗し、南に下ってアルバイト生活を始めた。毎日十数時間キツイ仕事をつづけたため、疲労が蓄積した。そうした生活を続けているうちに、王さんはだんだんと俗世に嫌気がさしてきた。2008年冬、彼は修行のために隠遁生活を送ろうと、嵩山にやって来た。王さんは、山で食事をして寝泊りするほか、身体を鍛え、座禅を組み、読書をして過ごし、世間と隔絶した清貧生活を送っている。中国青年網が伝えた。

王さんは18歳の時、大学入試に失敗した。村の人々について深センに出て、ある溶接工場に職を得た。毎日十数時間に上る過酷な仕事によって、彼の疲労は極限まで溜まり、たびたび病気になった。労働者同士のいざこざや衝突も、彼にとって耐えられない苦痛の種だった。

王さんは、このような俗世間の生活に嫌気がさし、「人間関係には、腹の探り合いが多すぎる。これなら、修行者になった方がいい」と考えるようになった。

2008年秋、王さんはバイトで貯めた数千元の現金を持って、まず四川省の峨眉山に行き、その後南山に移った。同年冬、さらに嵩山に移り、この山に腰を落ち着けて修行することに決めた。


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