【アベノミクスが原因?】
この結果を受けて、「この調査結果は、低収入が原因で、日本の若者が結婚に消極的になっている現状を反映しており、その背景としてアベノミクスがその原因となっている可能性がある」と指摘するアナリストもいる。
安倍晋三首相は就任後、「アベノミクス」を打ち出し、経済を刺激したが、実際の効果は上がっていない。日本共産党中央委員会の発行する日本語の日刊機関紙「しんぶん赤旗」は「指標でみるアベノミクスの姿」と題する記事の中で、実際は、「アベノミクスによって貧困と格差が広がり、国民生活は困窮している」と伝えた。
同記事によると、年収200万円以下のワーキングプアは、2013年の1120万人から14年は1139万人に増加した。また、物価変動の影響を除いた実質可処分所得は、12年の月額42万6610円から15年は40万8649円へと減少。30年前の水準となっている。
その他、円安で輸入物価が上がり、食料品が高騰することでエンゲル係数(消費支出に占める食費の割合)が高まっており、12年の23.6%から15年は25.0%に上昇している。可処分所得が減り、物価も上昇しているため、国民は、貯蓄もできず、生活水準が下がっている。統計によると、金融資産を持たない世帯(2人以上)は、12年には26.0%だったが、15年は30.9%まで増加している。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年6月23日
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