ある広汽トヨタのディーラーでも、ハイランダーは割引なしで納車も2カ月待ちとなっていた。レビンは、ガソリン車もハイブリッド車も品薄の状態で、ガソリン版は最近まで2000元(約3万円)の割引があったが、それもなくなり、カー用品がもらえる程度だ。同店の営業員は、「現在、割引幅が大きいのはカムリぐらいで、2万3000元(約34万5000円)。しかし、これはカムリ発売10周年を祝ったキャンペーン」と説明した。
中国の全国乗用市場情報合同委員会の崔東樹・秘書長は、「中・小型車の技術研究開発や商品の導入を加快させていることのほか、ドイツ車の代表格であるフォルクスワーゲンの販売数の増加ベースが落ち、韓国車も、セールスポイントであるコストパフォーマンスを、他のブランドに奪われている。そして、シェアも日本車を脅かすには至っておらず、日本車の価格が下がらない主な原因となっている」と分析している。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年6月29日
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