米国国務省は6月初め、欧州全域への渡航に特別な注意が必要だとする注意喚起を発表した。そして、同月27日には、米国国民に対して、トルコ全域でテロに巻き込まれるリスクが高まったとの警告を出し、特にトルコ南東部への渡航は避けるようにと呼びかけた。その翌28日夜には、トルコ最大の都市・イスタンブールのアタチュルク国際空港でテロ事件が起き、40人以上が死亡した。同空港は利用者が多く、ヨーロッパで3番目に利用者数が多い空港となっている。
トルコをめぐっては、英国の外務英連邦省も、トルコとシリアの国境10キロ以内の範囲には近付かないようにと国民に警告している。
欧州連合(EU)本部のあるブリュッセル市や、「北のヴェネツィア」と呼ばれるブルッヘはベルギーの人気観光都市。3月、ブリュッセルの郊外にあるブリュッセル空港とEU本部の近くにある地下鉄駅において、連続爆破テロ事件が発生し、30人以上が死亡した。英国の外務英連邦省は、ベルギーでは今年の夏、公共イベントや人気観光地が一時閉鎖になるなどの安全措置が、突然講じられる可能性があると注意喚起している。
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