米アカデミー賞短編ドキュメンタリー賞受賞経験2回の英国のマルコム・クラーク監督は、最新作「The Kind Angel」の撮影がクランクアップした後、「ここ数年、人々は21世紀に地政学的に政治の重大な事件が起こるとすれば、それは必然的に中国が頭角を現してくることだとますます強く意識している」との見方を示し、彼の最新作は、中米両国に焦点を当てている。人民日報海外版が報じた。
事実、中国が頭角を現してくるにつれて、中国に焦点を当てる外国人がますます多くなってきている。彼らは、好奇心を抱きつつ、まったく新しい視点から中国を見つめるようとしている。
○「中国の発展は速過ぎる」
「The Kind Angel」のプレミア試写会は、今年9月に開催されるG20首脳会合に合わせて開かれる予定だ。クラーク監督は「なぜ今、このようなドキュメンタリー映画を撮ったのか」という質問に対し、「人々は頭角を現しつつある中国を意識すると同時に『トゥキディデスの罠(支配的な立場にある国と頭角を現す国との間に生じる対立や軋轢)』をはじめとする憂慮も後を絶たないからだ」と率直に語った。
撮影中、監督は「中国の存在を感じられない場所はない」と感じたという。このため、世界各地でロケをする必要が生じ、当初は制作期間1年の予定が、結局は3年間に及ぶ探求の旅となった。
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