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オバマ大統領の弟が中国で自伝「ケニアを出て」を刊行

人民網日本語版 2016年07月11日15:51

 

「中国語がお上手ですね」との司会者の称賛に「そんなことないですよ」と謙遜する米国のバラク・オバマ大統領の異母兄弟の弟・マーク・オバマ・デサンジョ氏。自伝「Nairobi to Shenzhen(ナイロビから深センへ)」に続き、マーク氏は今回、自伝「ケニアを出てからの、私と家族の奮闘」を刊行し、北京の人気観光スポット故宮近くの「西華書房」で出版発表会を開いた。北京日報が報じた。

中国のネット上では、深センに在住するマーク氏は串焼き肉を売っているという噂があった。マーク氏が深セン在住なのは間違いはないが、串焼き肉を売っているというのは事実ではない。実はマーク氏は、アーティストを志しており、ピアノが得意で、作家や音楽家になることが夢だという。マーク氏は2002年に米国から深センにやってくると、まず中学校(中高一貫校)で英語の教師をし、その後は貿易のコンサルティング会社を起こし、経営を少しずつ軌道に乗せ、その地位を築いてきた。中国に来たばかりの時、マーク氏は慈善事業にも目を向け、定期的に孤児院でピアノも教えてきた。また、旅行や中国伝統文化の研究も好きで、出版発表会の会場では、「百計千心」と筆で書き、その書道の腕前を披露し、会場を盛り上げた。

今回出版した「ケニアを出てからの、私と家族の奮闘」については「日常生活のちょっとしたことを書いた」とし、「父親と息子、兄弟、母親と娘、姉妹の関係についての思いを書きたくてこの本を出版した。多くの人に僕と僕の家族について知ってもらいたい」と語った。

マーク氏というと、兄のオバマ大統領に関する話題は避けられない。オバマ大統領は父親の2番目の妻との間に生まれ、マーク氏は3番目のとの間に生まれた。そんな2人が初めて顔を合わせたのは1988年だったという。会場であがった「今の成功は、オバマ大統領のおかげでは」という質問に対してマーク氏は「中国人は私を歓迎してくれているので兄の威光ではない」と短く答えた。また「大統領に立候補した時には中国の兵法書『兵法三十六計』を兄にプレゼントした。兄にはプロフェッショナルな選挙チームがサポートしているが、私にもできることをしてあげたかったから」と大統領選挙の際にはサポートを惜しまなかったと明かした。(編集KN)

「人民網日本語版」2016年7月11日 

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