2015年3月に中国は「シルクロード経済ベルトと21世紀の海のシルクロードの共同建設の推進のビジョンと行動」を発表した。王氏によると、「ビジョンと行動」の打ち出した6大経済回廊において、日本と関係があるのは中蒙露経済回廊だけだ。だが日本を含む東アジア諸国はいずれも「一帯一路」沿線国の範囲に入っておらず、他の周辺国・地域と大きなコントラストを成している。中国と東アジア諸国が共に参加する協力の制度とプラットフォームが「ビジョンと行動」では多く描かれていないことが分かる。だが、中国と東アジア諸国との間の協力制度は、中日韓首脳会議、北東アジア地方政府首脳会議など非常に多い。
王氏によると、「一帯一路」への日本の参加は中日関係の発展に重要な役割を果たす。中日は地政、経済、文化など各分野で高度に依存している。中日関係が緊密化するほど両国の利益にプラスであり、東アジア、さらにはアジアの発展にもプラスだ。したがって、中日関係が比較的緊張と冷え込みの時期にある現在、「一帯一路」という重要なプラットフォームをいかに利用して、中日両国の協力と交流を実現し、両国関係を改善するかが重要な課題だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年7月22日
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