• 南海仲裁
2016年7月22日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>科学技術

3Dプリンターで印刷する「中国煎餅」、世界で売れる (3)

人民網日本語版 2016年07月22日08:32

◆数より品質を重視

次々と改善を重ね、現在の装置は第4代目となっている。呉さんは「装置を作るだけの企業ではなく、煎餅を売るニューメディアでもある」と語った。彼らは人々の「煎餅」に対する印象を変え、「6元の価値」しかない伝統的な軽食から、自分を表現するツールにしようとしている。彼らは各種イベントにより、この文化を宣伝している。例えば福州市で開催した第1回「煎餅芸術展示会」で、彼らは印刷した煎餅の写真撮影を行い、さらにキャプションをつけることで芸術作品に仕上げた。

宣伝手法だけではなく、呉さんはハードウェアの面でも非常にこだわっている。つまり彼らは量ではなく、質を追求しているのだ。温度調節器を例として、彼らが使用するものはネジ型ではなく、チップ型だ。「ネジ型は正確に温度を測定するのが難しく、温度差が30−50度に達するが、チップ型ならば3−5度に抑えることができ、煎餅の加工に適している」と彼は説明し、「誰もが安さと低コストを求めているが、仕事をちゃんとしていない」と頭を振った。現在、彼らが作った3D煎餅プリンターは国内で販売されているほか、海外市場にも進出している。オーストラリア、シンガポール、カナダなどの飲食店がこのプリンターの使用を試みており、世界に「煎餅」を再認識させている。(編集YF)

「人民網日本語版」2016年7月22日


【1】【2】【3】

関連記事

コメント

最新コメント