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2016年7月22日  
 

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人民網日本語版>>科学技術

3Dプリンターで印刷する「中国煎餅」、世界で売れる

人民網日本語版 2016年07月22日08:32

柔らかな食感と香ばしい風味。この煎餅(中国風クレープ)は普通の手作り煎餅と見た目は余り変わらないが、実は3Dプリンターで印刷されたものだ。開発者の一人である呉一黎さんは、3Dプリント技術を煎餅に応用した。彼らが開発した装置はプリンターの原理と同じく、タネはインクに相当し、プレートは白紙のようなものだ。数分もしないうちに、異なる形状の煎餅を焼き上げることができる。中国新聞社が伝えた。

◆高給の仕事を断って煎餅売りに

呉さんは清華大学ソフトウェア学院の卒業生だが、起業した際、コンピュータソフト関係のプロジェクトを選ばなかった。その代わりに、彼は2年前、伝統的な煎餅の店主になった。呉さんが店を開いた最大の理由は、妻の幼いころの夢だった。彼は笑いながら、「妻は幼いころから煎餅が好きで、プレートの熱い蒸気を見るだけで幸せになれる」と話した。

彼らは7ヶ月をかけて準備を整えた。まったく宣伝を行わず、商品そのもので消費者から認められようとした。彼は「辛味噌は老干媽、ザーサイは■陵烏江産(■はさんずいに倍のつくり)、すべての鶏卵の生産地も覚えている。煎餅は作り立てで、新鮮かつ安心。今日もお元気で」を謳い文句にしていた。美味しい商品と心のこもったサービスにより、彼の商売は繁盛した。店の外では煎餅を買おうと長い列ができることがよくあった。


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