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リオ五輪女子卓球団体準決勝 不運のエッジ判定にも「愛ちゃん」は泣かない (2)

人民網日本語版 2016年08月17日10:43

卓球台の端部分に当たるボールは、通常、「台の上」「台の側面」「台の下」の区別がある。卓球のルールでは、打球が台の上に当たった場合は、「エッジボール」として、打った方の得点になるが、台の下側に当たった場合は、「サイドボール」と判定され、相手方の得点になる。判定で最も難しいのは、台の側面に当たった際の微妙なケースだ。韓選手の最後の打球は、ちょうどこの側面に当たった。打球が回転しながら落下していき、最終的に台の上に当たったのか、それとも側面に当たったのか?ポイントを得るのは韓選手なのか、それとも福原選手なのか?

福原選手は審判に申し立てた。だが、日本チームのコーチや選手の必死の主張も叶わず、判定が覆ることはなかった。日本はこの結果を受け入れざるを得ず、福原選手もとうとう韓選手と握手を交わした。

福原選手にとって今大会はすでに4度目のオリンピックとなった。さまざまな修羅場を乗り越えてきた彼女は、もう昔の「泣き虫愛ちゃん」ではない。どうしても納得しがたい結果を受け入れ、観衆の前に立った福原選手は、一粒の涙をこぼすこともなかった。

「リーダーの私が泣けば、伊藤ちゃん(15歳の伊藤美誠選手)も泣くに違いない。だから、私は唇を噛み締めて涙をこらえた」―という福原選手のコメントに、聞いている方が心を打たれて思わず涙する始末だった。

「私一人が努力したのではない。相手もオリンピックに向けて努力を重ねてきた。どんな結果で終わろうとも、私はそれを受け入れる。次の試合に向けて気持ちを切り替える」―このように語った福原選手は、選手としてさらに成長を遂げ、リオで多くの人々に感動と喜びをもたらした。(編集KM)

「人民網日本語版」2016年8月17日


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