複数の銀行のサービスと資産運用業務を利用したいが、財布にたくさんの銀行カードが入らない場合、どうしたらよいだろうか。このほど株式制商業銀行12行により発足したネットワーク金融連盟が、この問題を解決してくれる。1枚の銀行カードがあれば、複数行の付加価値サービスを受けられるようになる。「京華時報」が伝えた。
▽システム連携で口座を相互認証
同連盟はこのほど北京で、商業銀行口座相互連携協力合意への調印式を行い、連盟の「平等、連携、開放、ウィンウィン」の理想と「人々に便利と恩恵をもたらす」との目標を発表した。参加した12行は、中信銀行、招商銀行、上海浦東発展銀行、中国光大銀行、華夏銀行、中国民生銀行、広発銀行、興業銀行、平安銀行、恒豊銀行、浙商銀行、渤海銀行。中信銀行が第1期連席代表銀行に選ばれた。
このほど行われた調印発表会で、参加行はモバイルバンキング、リテールネットバンキングなどの電子ルートでの他行宛振替業務の手数料を無料にすることを明らかにした。現在、多くの銀行が電子ルートの手数料を低めに設定しているが、一定金額以上の振替では決められた割合の手数料を支払うことになっている。同連盟の発足後は、金額に関係なく、手数料が一律無料になる。
実際には少し前に中国工商銀行、中国農業銀行、中国銀行、中国建設銀行、中国交通銀行の5大国有銀行も集結して、モバイルバンキングの振替手数料を無料にすると宣言したが、ネットでの振替については1件あたり5千元(約7万8千円)以下の場合のみ無料としている。
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