ほとんどの人は、「空の巣青年」の生活にマイナスのイメージを抱いており、若者が問題に直面したりネガティブな気持ちになったりするのも、そのような生活の状態と密接な関係がある。
しかし、中南大学社会学学部の董海軍・教授は、「大学を卒業してまだ結婚していない若者が、一人暮らしをするというのはいたって普通のこと。『空の巣青年』というレッテルを貼る必要はない」と指摘。さらに、「若者は自分の交友関係を作ればいい。両親と一緒に住んでいる若者でも、両親の制限を受けて交友関係がせまいということもある」との見方を示した。
そして、「社会や会社、家族、友人が『空の巣青年』にたくさん関心を示さなければならない。孤独や苦悶を感じている一人暮らしの若者も、ネガティブな感情を解消するための適切な方法を探さなければならない。例えば、友達に思いをぶつけたり、カウンセリングを受けたり、社会活動に参加したりなど」とアドバイスしている。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年9月8日
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