また、劉さんはパソコンのソフトについて独学で学び、動画制作を始めた。今までに7編制作したという。「全ての写真をスキャンしてパソコンに保存してある。結婚前、結婚後、文化大革命期、改革開放期、家族、友人、個人の芸術写真と7つのジャンルに分かれている」と劉さん。毎日、劉さんは携帯端末で、病床の妻に短編動画を見せた。動画には撮影日時と場所が書かれてあり、妻の大好きな古い歌がバックに流れている。彼は常に、大画面携帯とタブレットをウェストポーチに入れて持ち歩いている。いつでも妻に動画を見せてあげられるように、携帯端末が入るウェストポーチを購入したという。
9月4日、楊瑩澤さんは再び昏睡状態に陥った。「高齢であり、全身がマヒしているだけではなく、肺疾患を患っている。さらに、老人性痴ほう症の症状も少しみられ、病状は全体的にかなり深刻だった」と劉さんは話した。
それでも劉さんは、相変わらず病床で妻を見守っている。「10年後も妻と一緒に生きていたい」という願いを抱きながら。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年9月9日
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