2016年10月19日  
 

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日本で卓球センターを開設し「ピンポン外交」を展開する中国人 (2)

人民網日本語版 2016年10月19日10:23

日本で卓球センターを創設

重慶大学に通っていた間、トウさんは日本を訪問して、試合に参加したり、交流をしたりした。そして卒業後、重慶体育局で外交の仕事をするようになった。

90年、日本で、日中友好都市卓球カーニバルが開催され、トウさんは、「重慶広島チーム」のコーチとして参加した。また、広島卓球協会の招きで、東京、広島の企業や学校を訪問し、3ヶ月間の特別講義を行った。

「日本人の卓球を習う姿勢は熱い」。92年、トウさんは休職して、日本に行き、横浜国際言語学校で日本語を学んだ。同学校に通っていた2年間で、トウさんは日本の中学校3校で卓球のコーチも務めた。さらに、日本語をマスターすると、日本体育大学に入学し、スポーツ心理学を学んだ。98年に卒業してからは、日本に残り、ある会社で卓球のコーチを務めた。

「中国の卓球を日本で発揚させるためには、自分のプラットホームが必要」。会社に属している時、トウさんは、自分の理念や考え方、方法を貫くことは難しく、支持もなかなか得られないことに気付いた。「教え子から卓球場を開くように勧められ、ちょっとずつやってみようという気になった」とトウさん。

2003年、トウさんは蒲田卓球センターを東京大田区多摩川に創設。これまで、全ての精力をそこに注いで来た。中国人が開いている卓球センターという評判もあり、現地でも少しずつ知名度を上げていった。

大学の時に卓球サークルに入っていたという吉田さんは、「中国の卓球を教えてもらって、視野がとても広くなった」と話す。吉田さんは04年に、トウさんと対戦し、自分とのレベルの差を感じた。吉田さんは、トウさんの下で12年習い、コミュニティの卓球大会で2度優勝したこともある。

同センターでは、10代の学生から80代の高齢者まで、約100人が卓球を習っている。「練習や交流を通して、日本人の会員たちは中国の卓球というスポーツに、敬意を抱くようになる」とトウさん。


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