○母親がももひきを履くことは、子供の耐寒力に影響を及ぼし得る?
耐寒力は後天的な鍛錬で高めることが可能
「モーメンツ」で広まったもう一つの噂は、「1年で最も寒く、大地が氷と雪に覆いつくされる三九厳冬の頃であっても、日本の若い女性は、ショートパンツ姿で生足を出している。ももひきを履かない目的の一つは、鍛えることによって発達した耐寒遺伝子を、子供や孫の代に受け継がせることにある」という内容だ。
陸医師はこれについて、「地域によって、そこに住む人々の耐寒力は異なる。エスキモー人は、昔から、年間を通して寒い北方で生活してきたため、彼らの耐寒力は、熱帯地域に住む人々よりはるかに高い。また、耐寒力は訓練によって高めることができる。例えば、冬に寒中水泳をする人は、普通の人々より寒さに強く、体質もより優れている。さらに、日本の若い女性がショートパンツ姿で生足を出していられるのは、寒さに晒されることに慣れて、耐寒力が高まったことによる。これは、遺伝子とはあまり関係はない」と指摘した。
○ももひきを履かないと関節炎を患いやすい? 関節炎の原因は寒さから来る冷えではない
上述した2つの「アンチももひき派」の主張とは異なり、ももひきをめぐる3番目の噂は、実際に「ももひきを手放せない派」によるものだ。この噂の内容は、「気温が低くなると、ももひきを履く必要がある。履かなければ、関節炎を患ってしまう」というものだ。
では、ももひきを履かないと、本当に関節炎を発症するのだろうか?
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