2016年10月19日  
 

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ももひきは履くべき? 

履かないと関節炎を患う?履くと耐寒遺伝子の働きが低下する?

人民網日本語版 2016年10月19日08:51

秋の気配が深まり、気温が下がってきた今日この頃、寒さが苦手な多くの人たちは、早くも、箪笥の奥からももひきを引っ張りだしてきて身に着けている。「防寒の神器」として昔から崇められてきたももひきだが、最近、非難の的になっている。ももひきを履くべき、あるいは履いてはならない、と言われる根拠にまつわる噂が、微信(Wechat)のソーシャル機能「モーメンツ」で、とめどなく論議されている。科技日報が伝えた。

○ももひきを履くと、耐寒遺伝子の働きが低下する?

ももひきに対する否定的な説によると、ももひきを履くことで耐寒遺伝子の働きが低下する。ももひきを「愛用」する人は、脚部の筋肉や運動神経が退化する恐れがあるというのだ。三世代が続けてももひきを履くと、約60年が経過することになるが、彼らの脚部の耐寒遺伝子の働きは、1千分の一まで低下すると言われている。

最初にこの説を唱えた人は、おそらくラマルク理論を根拠にしたとみられる。進化論者の先駆けとなったフランスの生物学者ジャン=バティスト・ラマルクは、「廃用性の原則」「用不用説」という2つの原則を提起した。「廃用性の原則」とは、良く使う器官は発達し続け、使わないものは退化していくという原則だ。「用不用説」とは、個体が後天的に獲得した新たな形質(獲得形質)は子孫に遺伝する、という考え方である。単純に彼の学説を踏まえて言えば、ももひきが耐寒遺伝子に影響を及ぼすという説は、いくらかの道理があると言える。

これに対し、東南大学附属中大病院整骨科の陸軍副主任医師は、「人の『耐寒』能力に関連するのは、確かに1組の遺伝子だ。だが、この遺伝子はエネルギー代謝や免疫機能とも関係している。さらに、耐寒力は、飲食構造とも関係が深い」と指摘した。陸医師は、肉食によって中国人のタンパク質摂取量が増えたことで、耐寒力も全体的に高まった可能性があるとの見方を示した。


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