歌手の汪峰(ワン・フォン)はこのほど、小型無人機で交際相手の章子怡(チャン・ツィイー)に指輪を贈り求婚し、無人機の流行に火をつけた。中国IT大手・テンセントが4日に発表した情報によると、同社は九星科技有限公司と4つの回転翼を持つ無人機を共同開発しており、現在は試作機の試験飛行の段階となっている。中国新聞網が伝えた。
テンセントの提携先の九星科技有限公司はこれまで、軍用無人機を開発していた。同社が技術を担当し、テンセントがマーケティングを担当する。
九星科技有限公司はこれまでに、民間用のF350、F450、F550などの製品を発売している。そのうち4つの回転翼を持つF350は最も安価な製品だ。テンセントはF350による業務提携を選択したが、これは販売価格を鑑みてのことだ。大きな反響が得られれば、高級機に提携を拡大する可能性もある。
F350は4つの回転翼を持つ小型無人機で、高度に集積された設計案を採用し、飛行制御、GPS、リモコン、ESCを一体化させている。F350は高性能・低騒音のブラシレスモーターとガバナー、炭素繊維プロペラを採用しており、購入後に組立を行う必要はなく、調整のみで飛行可能となる。
F350はカメラを内蔵しており、別に雲台を設置することなく航空撮影が可能だ。当然ながらF350に雲台を設置し、より専門的な撮影機材を使用する事もできる。またF350は全自動静止飛行、半自動飛行、制御不能後の帰還などの高級自動操縦機能を持ち、初歩的な操縦の経験しか持たない利用者でも操縦可能だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年3月6日