愛すべき日本人の優しさや真面目さ
外国で留学する際、学生は現地の人と交流しなければならない。現地の人々の言葉や行動は留学生にとって知らぬ間に様々な印象を与えることになる。それでは留学生の目に日本人はどのように映っているのだろうか?
愛知大学に在学中の宋欣さんは、「規則と秩序が日本の社会を動かすための重要な構成要素だといえる。ほとんどの日本人は、公共の場所では大声を上げてはいけない、電話をしてはいけないといったようなマナーに従っている。彼らは言われた通りに規則を守り行動する。規則に外れたことは受け付ける余地は全くなく、情に訴えて通そうとしても通用しない」と話した。
また、陳馨婉さんは、「他人に迷惑をかけたくないというのがほとんどの日本人が持っている共通意識。日本人との交流の中では、『すみません』や『誠に恐れ入ります』などのへりくだった言葉をよく耳にする。日本人の根底には『他人から親切にしてもらったら、自分も他人に親切にする』という考え方があり、私はこの考え方に影響を受けた。中国で同級生と話しているときに、私が遠慮しすぎだと思われることがたまにある」と語った。
東洋大学社会学研究科博士課程の陳洋さんは、「現地の人の優しさがいい思い出になっており、その留学生活における重要な思い出となっている。私の父には新潟県在住の斎藤豊さんという日本人の友人がいる。新潟県は東京から約300キロほど離れており、新潟産の米は非常に評判が高く、値段も高い。斎藤さんは私が東京で博士課程に進学したと知ると、毎年私に新潟産の米を2袋送ってくれるほか、毎年夏と秋にはさくらんぼと梨を送ってくれる。今年の国慶節(建国記念日、10月1日)の連休中に、斎藤さんは『よい連休を過ごしてね』というショートメールを送ってくれた」と話した。
留学生活を通して行う現地の人との交流は、学生たちの留学生活に大きな影響を与えている。
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