中国外交部(外務省)の陸慷報道官は26日の定例記者会見で「中国側は国際刑事裁判所(ICC)は管轄権における補完性の原則に厳格に従い、国家主権及び免責など国際法の原則を的確に尊重し、法にのっとり慎重に権限を行使すべきだと主張している」と述べた。
ブルンジと南アフリカが最近相次いで「国際刑事裁判所ローマ規程」からの脱退を決定し、ガンビアも25日に脱退を宣言した。「ICCが一方的に国家指導者を始めアフリカの政治家ばかりを対象にするのは衝突の収束と永続的平和の実現にマイナスであり、すでにICCはアフリカ諸国の内政に欧米諸国が干渉するための道具と成り果てている」との報道がある。
陸報道官はこれについて「中国側は国際刑事裁判所ローマ規程からの脱退というこれらの国々の決定を尊重し、ICCに対する多くの国々の長年の懸念を理解している。中国は重大な国際犯罪を罰し、世界の平和と司法の正義の実現を促進する国際社会の努力を支持する。同時に、ICCは管轄権における補完性の原則に厳格に従い、国家主権及び免責など国際法の原則を的確に尊重し、法にのっとり慎重に権限を行使し、客観的で公正な行為によって国際社会の幅広い信任と尊重を勝ち取るべきだと一貫して主張している」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年10月27日
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