2016世界ロボット大会で、ハルビン工業大学ロボットチームが開発した、ナノテクノロジーを利用する操作ロボットが注目を集めた。そのロボットは、1センチ以上の活動範囲内でもナノ以下の測位精度を保証するという。従来のロボットと比べ、このロボットは超高感度・超精密といった特長を持ち、従来のロボットでは不可能だった極小スケールの各種観測・表徴・操作作業が可能だ。北京日報が伝えた。
話によると、例えば、ナノテクノロジーによって原子レベルの薬物を細胞内に注入し、その効果を観測することができる。以前は1日で細胞10個分の試験しかできなかったが、今や1時間で1000個以上の試験が可能となった。ロボットはこの繊細な操作により薬物の試験を行い、効率を大幅に向上させ、旧薬に新たな用途を持たせることができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年10月28日
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