国家並列コンピューター工学技術研究センターが27日に発表した情報によると、同センターがリードする「E級スパコン試作機開発プロジェクト」が正式に開始された。その計算速度は現在の世界最速の10倍に達する。これは重要プロセッサを含む全国的な10ベタフロップススパコンの研究開発が、実質的な段階に入ったことを意味する。新華社が伝えた。
計算速度が世界一のスパコンは、同センターが開発した「神威・太湖之光」で、ピーク時の性能は125.436ペタフロップスに達する。今後開発するE級(エクサスケール、1秒間に100京回)ハイテクスパコンのピーク値の性能をさらに1桁上げ、1000ペタフロップス以上とする。宇宙、材料、気候・気象などの各分野の重要な応用を力強く支える。
開発が始まったE級スパコン試作機は、「神威・太湖之光」重要プロセッサを含むシステムの全面的なレベルアップで、国産プロセッサ、国産高性能ネットワーク、自主開発のシステムソフトと応用を支柱とし、完全に独自の知的財産権を持っている。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年10月28日
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