河北省張家口市と北京を結ぶ「京張高速鉄道」の着工にともない、このほど清華園駅が閉鎖された。全長174キロの京張高速鉄道は2019年末に完成し、開通する計画。開通後は北京と張家口が1時間で結ばれることになる。中国新聞網が報じた。
政府が実施する重要な建設プロジェクトである京張高速鉄道は、2022年の北京・張家口冬季五輪開催に合わせた交通インフラとなる。
いままでの京張鉄道は、1909年に中国初の鉄道技術者・詹天佑を主任設計士として建設された中国初の鉄道で、「人」の形を形成していた同鉄道の南端が1910年に開業した清華園駅であり、同鉄道の駅の中で北京市内に最も近いのが同駅だった。
今回の京張高速鉄道の建設では都市交通への影響を避けるほか、周辺住民への騒音問題を最小限に抑えるため、地下トンネルを掘って地下を走行する方式が採用されている。北京市中心部から10kmほど外周を通る環状道路・北京五環路内を走る西直門から清華東路までの区間に敷設されていた今までの京張鉄道のレールは今後撤去される。そしてこれをうけて清華園駅内のレールも撤去された後、シールド工事が行われる予定だ。 (編集KN)
「人民網日本語版」2016年11月2日
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