広州のあるメディアは最近、中国国内のあるオンライン教育プラットホームの統計によると、広州の小学生約90万人のうち、半数以上がアプリを使って宿題をしており、視力への影響が懸念されていると伝えた。中国放送網が中国之声「央広新聞」の報道を引用して伝えた。
広州の地元メディアの報道によると、インターネットを利用する風潮が教育の場にも広がり、ノートの代わりにスマホやタブレットPCを使う小学生が増加しているという。中国国内のあるオンライン教育プラットホームの統計によると、広州にいる小学生約90万人のうち、半数がアプリを使って宿題をしている。その点、学生や保護者、教師の見方は一致していない。英語や語文(国語)など、言語系の授業を担当している教師は、「ノートを使う宿題では、生徒のヒアリングや会話力を伸ばすことができないのに対して、アプリではそれができる」との見方を示す。
しかし、そのことに疑問や懸念を抱き、拒否反応を示す保護者もいる。
報道によると、広州市天河区のある小学校に通う6年生の生徒の保護者は、「高学年になってから、宿題や、よく考える必要のある内容が増えたため、子供が1時間以上携帯の画面を見続けるようになった。これが原因で子供の視力が明らかに落ちた」と懸念を語っている。。それを考慮してか、目を保護する機能や、1回の利用時間を20分以内に抑え、10分ごとに休憩するよう促す機能、宿題をしている時には宿題と関係のないサイトにアクセスできない機能などが付いているアプリも登場している。でも、親としては、子供がゲームをし始めるのではないかがやっぱり心配。それに、本当に宿題をちゃんとやっているのかも分かりにくい。電子機器が視力に与える影響のほか、子供がオンライン学習をすることに慣れてしまうと、電子機器にあまりにも依存してしまうのではないかと心配する保護者もいる。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年11月17日
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