中国の崔天凱駐米大使は現地時間11日、米CNNのインタビューに応じ、米国の大統領選挙や中米関係について質問に答えた。中国新聞網が伝えた。
崔大使は「中国側は米政権の平穏な移行を期待するとともに、次期政権と成果に富む協力パートナーシップを構築することを期待している」と表明した。
トランプ氏の次期大統領当選に対する中国の反応については「中国の習近平国家主席はすでにトランプ氏に祝電を送った。われわれは米政権の平穏な移行を期待するとともに、次期政権と成果に富む協力パートナーシップを構築し、引き続き中米関係の持続的発展を促し、両国民の親善を継続し、両国民により良く幸福をもたらすことを期待している。同時に、われわれは移行期に引き続きオバマ政権と緊密な意思疎通と協力を継続する」と述べた。
トランプ氏が取り得る孤立主義措置、「アジア太平洋リバランス政策」の停止、パリ協定離脱など国際問題への関与を減らすことについては「現在の国際関係はもう『ゼロサムゲーム』ではなく、国と国も排斥し合うべきではない。中米協力は世界の多くの国にも利益をもたらす。われわれも米国と他国の二国間関係が国際社会に利益をもたらすことを希望している。世界はこれほど多くのグローバルな試練に直面しており、国際社会の全ての構成国が共に努力して対処する必要がある。われわれは米側が引き続きこのために重要な役割を発揮することを期待する」と述べた。
また「アジア太平洋地域は過去数十年間全体的な安定を保っており、世界で最も経済的に活発な地域の1つとなった。中国側は関係各国と協力を強化し、アジア太平洋地域の永続的な繁栄と安定を推進したい。これは域内各国の共通利益に合致する。われわれは米側をこの目標の実現のための重要な協力パートナーと見ている」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年11月14日
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