「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)の当日、上海に住む若い母親である呉さんは、日本製紙おむつなどのベビーケア用品を注文した。「今日は特価だったの。ストック用に多めに注文したわ」と彼女は話した。新華社が報じた。
海外通販サイトの力を借りれば、海外商品が極めて簡便に購入できるようになり、呉さんら中国の消費者は、「海外通販」の「加速度」を実感するようになっている。それではそれらの商品はどのような過程を経て中国へと届けられているのだろうか?
○生産
1ヶ月あまり前、滋賀県にある某工場では、生産ラインが止まることなく稼働し続け、子供用バス用品が次々とダンボール箱に入れられていた。これらの商品は、日本国内の各大型マーケットやスーパーに出荷されるだけではなく、多くが中国にも輸出され、「ダブル11」に向けてストックされるという。
○選択
ひとつの海外製品が中国に来るまでには、大量の業務がある。その一つは、商品選択だ。東京で働いている某海外通販サイトに勤める賀さんは、「海外通販商品を国内で売り出す前に、大量の市場調査を行って、生産地での評判や中国での受容度を把握しなければならない。商品がある一定の基準を満たせば、海外通販サイトと現地のブランド企業がタイアップする。このようにすれば、価格面で海外電子商取引企業が優位性を備えることができる」と話した。
○タイアップ
中国の巨大な海外製品消費市場は、海外ブランド企業の関心を集めた。ネット通販の日本最大手・楽天株式会社海外事業部の高橋宙生部長は、「今では、普通の日本企業や民衆も、中国の『ダブル11』に注目し始めている。楽天にとっては、全世界が注目する消費の宴に参加することは、極めてエキサイティングなことだ」とコメントした。
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