東京の新宿では、「外国人専門」や「外国人歓迎」などと掲げた不動産会社をよく見かけることができる。中には、中国語や中国のネット用語、方言などが書かれた看板もあり、中国にいるような気分にさせる。環球時報が報じた。
東京で外国人が最も多く集まる新宿だけでなく、東京の不動産市場全体が中国人をターゲットにする傾向がある。自社サイトに中国語のページを設置し、「必要に応じて、中国語でサービスを提供する」と宣伝している会社も多い。これは、十数年前には想像もつかなかったことだ。
筆者が東京に来たばかりの2004年、家を借りるのもとても大変だった。不動産会社に行くと、スタッフがまず、「外国人には貸せないというのが大家の強い要望」と説明されたものだ。そして、やっと外国人でも借りることのできる家が見つかったかと思うと、大家から、「保証人の詳しい資料を提出するように」と求められた。私は親戚に保証人になってもらおうと思ったものの、不動産会社から、保証人の所得証明を提出するよう求められた。親戚が、「それは個人情報であるため提出したくない」と言ったため、結局その家は借りることができなかった。
今年の夏、ある友人の娘が日本に留学した。東京に到着した後、不動産会社がすぐに家を見られるよう手配してくれ、当日に満足できる家を見つけ、翌日には手付金を払って手続きを行った。そして、3日目にカギをもらった。これほど効率の良いサービスを中国人に提供してくれるというのは、以前なら考えられないことだった。
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